施術トラブルが起きたら?まつ毛リフトの対応力と信頼のつくり方【その3】
- Mai Takei

- Jul 9
- 5 min read

1回の失敗で“信頼”は決まらない。むしろその後が重要
まつ毛リフトの施術中、「少し沁みる」「上がりが甘い気がする」といった“ちょっとした違和感”が起こることは、実は珍しくありません。 そこで大切なのは、トラブルが起こってしまったその後にどう対応するかです。
完璧な仕上がりにこだわる姿勢は大切。 ですが、それ以上に大切なのは、お客様に「誠心誠意きちんと向き合ってくれる人」だと感じてもらえること。 その意識が、お客様との信頼につながっていきます。
施術中に違和感が出たとき、どう声をかける?

施術前に「少しでも違和感があったら遠慮なく教えてくださいね」と一言添えるだけで、お客様は安心して伝えやすくなります。
中にはそう言った声掛けをしていても中々言い出せない…という方もいます。
ですので、お客様のちょっとした違和感にすぐ反応できる様に施術中にお客様をよく観察する事が大切です。
「教えてくださってありがとうございます」
「今すぐ確認しますね」
といった迅速な対応を、落ち着いて・丁寧に伝えることが大切です。 お客様が「ちゃんと対応してくれている」と感じられるだけで、安心感はまったく変わります。まつ毛リフト中のちょっとした違和感にどう応えるか、そして「説明の仕方」によって信頼度は大きく変わります。
トラブルの“原因”を冷静に分解できる視点を持つ
施術がうまくいかなかったとき、重要なのは客観的に振り返る視点を持つことです。
見直すべき主なポイントは4つ
薬剤の選定・反応・塗布位置
巻き上げ時のテンションやまつげの貼り付けの綺麗さ・均等さ
まつ毛そのものの状態(太さ・健康状態・施術歴)
クライアントのリアクション(沁み・痛み・目の動き)
まつげの貼り付けが不均等だったり、根元からの方向がバラついていると、不自然なカールや左右差の原因になります。ロッドへの密着を丁寧に整えることで、安定した仕上がりに近づきます。
失敗をそのまま終わらせず、“何が起きたのか”どうしてそうなってしまったのかを考え、理解する力を持つことが、技術者としての成長につながります。
失敗をしない人はいないので、実際に失敗してしまってからのアクションがとても重要です。
いわゆる「ラッシュリフト クレーム対応」に直面したとき、どのような言葉で伝えれば誤解なく伝わるかを知っておくことは非常に大切です。
「全然仕上がりが想像と違います。」
トラブル後、どう説明すれば納得感を得られるか?
ミスがあったことを隠したり、ごまかしたりするよりも、状況を冷静に伝えることのほうが圧倒的に信頼されます。
▼例えば、
「今日のまつげの状態を見て、少し調整が必要だと感じました、お直しさせていただきたいので後日、改めてお時間を頂けませんでしょうか?」
実際に私自身も、まつげ施術に長く携わってきましたが、今でも仕上がりに100%満足できないと感じたときには、「よければ無料で、もう一度リベンジさせてください」とこちらからお願いすることもあります。
特に新しい技術や商材を取り入れてすぐの時期などは、予想以上に難しさを感じることもあり、その都度、誠実に向き合うよう心がけています。
「大切に扱ってもらえた。」「きちんと対応してもらえた。」とお客様に感じてもらうことが、最終的な満足度に直結します。
写真とメモが未来のあなたを助ける記録ツールに

トラブルが起きたときほど、写真とメモによる記録の力が活きてきます。
例えば、施術の前後で最低1枚ずつは撮影しておくことを習慣化するとあとから見直す事ができてどこがいけなかったのか など、具体的な改善点が見つかりやすくなります。
さらに、使用した薬剤・放置時間・毛質・まぶたの厚み・気になった反応などを記録しておけば、自分だけの施術データが蓄積されていきます。
成長していく施術者に共通するのは、「なんとなく」で終わらせず、毎回を学びに変えている人。
記録は未来のあなたの技術を支えてくれる、大切な道具です。
【まとめ】施術トラブルが起きたら?まつ毛リフトの対応力と信頼のつくり方【その3】

“誠実さ”が、信頼をつくる
トラブルが起きたときにこそ、施術者の本当の姿勢が表れます。
相手の不安を受け止めること
状況を冷静に説明すること
次につなげる言葉を添え行動を取ること
この3つができる人は、 程度にもよりますが、「失敗してしまった…」と思ったその瞬間こそ、信頼を築くチャンスかもしれません。
シリーズをここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
「不安だったけど、やってみようかな」と思ってもらえたなら嬉しいです。
小さな一歩でも、その積み重ねが必ず“これから”につながります。あなたの挑戦を、心から応援しています。
\技術だけじゃない、“対応力”も学べる/
🤝安心される施術者になりたいあなたへ
お客様の違和感への気づき方、失敗時の声かけ、納得してもらう説明力―― 技術にプラスして“信頼される対応力”が求められる今、 Lash Lift Training は、リアルな現場で役立つ“施術者としての在り方”までしっかり伝えます。
「説明が苦手」
「うまく言葉が出ない」
「不安にさせてしまわないか心配」
そんな方こそ、現場想定でトレーニングできるこの学びを体験してみてください。
📩 詳しくはこちら ▶ [Lash Lift Training 詳細を見る]



Comments